眼鏡店のサービス向上やビジネス成功のためにZEISSビジョンジャパンが提供する“ZEISS Business Partner Program”。前回に引き続き、 “ZEISS Vision Expert” の加盟店にインタビュー。熊本の中心地でお店を構える「蒲池眼鏡舗G1」へ訪れました。九州のカルチャー発信地である熊本で何を目指すのか、当店のテクニカルマネージャーである西村 和真さんにお話を伺いました。
まずは、自己紹介からお願いいたします。
蒲池眼鏡舗G1の西村和真と申します。2012年から勤めており、現在はテクニカルマネージャーとして調整や加工、測定など、店舗全体の技術統括を行なっています。前職は大手の眼鏡店に勤めていたのですが、代表取締役である蒲池からお誘いを受け、蒲池眼鏡舗で働かせていただくことになりました。
転職の決め手は何だったのですか?
正直、10年以上も前のことなので若干うろ覚えですが(笑)。一番は純粋に「楽しそう」だと感じたところですね。蒲池眼鏡舗の存在を知ってはいたのですが、当時はあまり深く理解していませんでした。しかし、蒲池からお店のコンセプトや眼鏡に対する情熱を聞かされていくうちに、「あ、一緒に働かないと後悔するな」って思ったんです。めちゃくちゃ楽しそうだなぁって。

笑顔で話される西村さんを見ていると、その判断が間違っていなかったことが伝わってきます。
蒲池眼鏡舗の特徴・こだわりをお聞かせください。
蒲池眼鏡舗は、大手眼鏡店では あまり取り扱っていないようなデザイン性の高い眼鏡を中心に取り揃えています。全部が全部、万人ウケするものを取り揃えるというよりは、“蒲池眼鏡舗としておすすめしたい”商品を扱うようにしています。もちろん流行りのモノも扱ってはいますが、それだけになると蒲池眼鏡舗である必要がないと思うので、その商品を入荷した意図であったり、遊び心であったり、お客様に提案する立場として楽しくなるような商品選びを心がけています。
そうなると必然的に、当店へいらっしゃるお客様もこだわりの強い方が多くなるんです。そういったお客様に対して、当たり障りのないご提案を差し上げても なかなか満足していただけません。いかに限られた時間で、何を求めていらっしゃるかを汲み取り、 その半歩先をご提案することで、もっともっと眼鏡を楽しんでいただくことを目指しています。


お店のデザインも遊び心に溢れていますよね。
店舗設計は、「The Archetype」の荒木信雄氏です。外観はコンクリート打ちっぱなしで、店内はトップライトからさす光で明るく、落ち着いて眼鏡を選んでいただけるような空間づくりを目指しています。いい意味でのギャップを与えて、驚きと感動を感じてもらえるように。そうすればお客様自身が誰かに紹介したくなるでしょ?人におすすめしたくなるような、クチコミで広がっていくようなお店になることが、蒲池眼鏡舗の目標のひとつです。


そういえば、近くに系列店があるとお聞きしたのですが。
「蒲池眼鏡舗G1」から歩いて数分のところに「蒲池眼鏡舗B1」というお店があります。名前の通り地下1階にあるお店なのですが、G1よりも さらにコアな商品を取り揃えています。お好きな方はとことん沼にハマっていく品揃えになっていますので、ぜひ眼鏡選びで迷われた際は、G1とB1の両店舗を巡っていただければ、きっとお気に入りの眼鏡が見つかるかと思います。
サービスを高めていくために大事にしていることは何ですか?
当店で眼鏡をご購入いただいたお客様には、必ずお伝えしていることがあります。
「お近くに来られた際のついででも良いので、定期的に眼鏡を持ってきてください」ということです。もちろん“デザイン性”も眼鏡の大切な要素だとは思いますが、それと同様に“機能性”も妥協できない要素だと考えています。お客様の貴重なお時間で、かけ心地やフレームの状態、ネジの緩みの確認はもちろん、場合によってはオーバーホールまで行うことで、常に最良の状態を提供するように心がけています。眼鏡がダメになったから買い換えるのではなく、「眼鏡って楽しいよね、2本目も買おうかな」って思ってもらえることが理想的ですから。当店のスタッフは、そのための接客力や技術力の向上に努力を惜しみません。
眼鏡を楽しんでいただくための、見えない努力があるんですね。

ZEISSのレンズを取り扱う理由を教えてください。
レンズというモノは、視力矯正の器具である以上「見え方」が重要なことは間違いありません。実際、どこのレンズメーカーさんも そこは大切にされていると思うんです。そこが担保されていなければレンズだと名乗れませんしね。ただ、当店の場合、「見え方」はもちろんなんですが、「見た目」が気に入ってなんぼだと思っています。見た目が良くないとテンションが上がらないし、かけたいとも思わないじゃないですか。その観点で、ZEISSのレンズって、低反射であったり、調光レンズのバリエーションが豊富であったり、個人的には発色も好きで!つまり、機能性だけじゃなくて見た目も手を抜かないところが非常に魅力的ですね。
その上で今後のZEISS ビジョンジャパン期待することは何ですか?
そうですね。当店は、まだまだ歴史も浅いのでスタッフの年齢層が若いんですよ。もちろん若さにはメリットもありますが、技術力や知識量の水準を高めることが課題にもなっています。その辺りのサポートがZEISSからあればありがたいとは感じていますね。
実は、「ZEISS ビジネスパートナープログラム」の一環として、対象店舗様向けにカスタマイズされた研修メニューを提供するというサービスを近々行うことが決まったんですよ。詳細は後日、発表されますので、ぜひご期待ください!
それはありがたいです。当店のスタッフ力強化に活用させていただきます。

では最後に、これからメガネを買おうとされているお客様にメッセージをお願いします。
はじめての方は特にですが、どういう眼鏡が似合うのかわからない方っていらっしゃると思うんですよ。そんな方は、どんな些細なことでも良いのでご要望や想いをお聞かせください。スタッフ一同、お客様と一緒になって「楽しく」眼鏡選びをお手伝いします。きっとあなたにピッタリの眼鏡が見つかるはずです。ぜひ蒲池眼鏡舗G1に遊びに来てください。

<蒲池眼鏡舗G1>
〒860-0845 熊本県熊本市中央区上通町9-25
TEL. 096-342-5191
蒲池眼鏡舗G1ホームページ https://www.kamachi-megane.com/
販売店検索 https://www.people.zeiss.co.jp/shop/

お客様には愛着を持って安心して眼鏡ライフを楽しんでいただき、「眼鏡っていいよね」と心から感じていただけるようなご提案を心がけています。