• 伝える人

    お客様に最適な見え方を提供し
    “視覚を整える”。

    長谷川 毅
    プライオリティ・オプティシャンズ
    店長・眼鏡士
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    2023.8.18

自分に合ったレンズを探す上で、視力の測定は最も重要な要素です。
メーカーや店舗によって手法と異なりますが、見え方にこだわりがある場合はどのような方法で測定するのが最適なのでしょうか。
そこで今回は〈プライオリティ・オプティシャンズ〉のオーナーである長谷川毅さんに、視力の測定の重要性や手法について、お伺いしてきました。

まずは自己紹介をお願いします。

プライオリティ・オプティシャンズ代表の長谷川です。

1999年に大手量販店に入社し、キャリアの大半を店長として勤め、その後に新潟の老舗眼鏡店で11年ほど勤務し、2018年にプライオリティ・オプティシャンズをオープンしました。

プライオリティ・オプティシャンズではどういった製品を取り扱っていますか?

ZEISS Vision Expert加盟店なので、ZEISSのレンズは全て取り揃えているところがプライオリティ・オプティシャンズの強みの一つですね。

元々ZEISSのレンズに憧れを持っていて、製品も最先端でしっかりしているので、自信を持って提供できています。

フレームに関しては、主に国産のブランドを取り扱っていて、メガネとしての機能がしっかりと果たせるフレームにこだわっています。どれだけデザインが良くても、そのフレームが個人個人異なるお客様の顔に調整できなければ取り扱わないようにしています。

プライオリティ・オプティシャンズのコンセプトは何ですか。

「視覚を整える事を最優先に考える」がコンセプトです。

お客様のお悩みを眼鏡だけでは解決できない場合もあるため、「ビジョントレーニング」を組み合わせた解決策の提案をすることもあります。

メガネを販売するのではなく、お客様に最適な見え方を提供することが使命だと考えております。

素晴らしい考え方ですね。

実際、プライオリティ・オプティシャンズへはどういった方が来られますか?

デザインなどに惹かれて来られる方もいらっしゃいますが、やはり見え方にこだわりのある方が多いです。年齢で言うと、35歳以上の方が多く、眼精疲労、視力低下などのお悩みがある方など様々ですね。

“視力の測定”に関して、貴店ではどのような考え方・手法で行なっていますか?

視力とは視覚の一部分でしかありせん。

その人が視覚を通してどのように世界を感じているかを具体的にした上で解決策を探すことが大事だと考えています。

解決策を探すという意味では、ドイツ式の測定方法をできる限り再現しています。レンズに組み込むべき度数が明確化されるのはドイツ式ならでは。それに合わせて、今まで培ってきた目に関する知識やトレーニングを取り入れています。このやり方が私には馴染んでいて、ドイツ式の測定方法を忠実に再現できるお店を目指しています。

貴店で導入されている”ZEISS i.Scription🄬”とはどのようなものなのでしょうか?

ZEISS独自の最先端眼鏡度数測定システムです。

お客様一人ひとりの視覚プロフィール情報と独自のアルゴリズムに基づいてお客様の眼球を精密に分析してくれます。ZEISS i.Scription🄬で計測できる超精密な度数をそのままレンズの設計に反映することで、お客様の視覚に合わせた最適なレンズが提供可能となります。

従来の機器では測定できない、暗い場所での見え方に影響を与える“高次収差”も分析できるので、今までの眼鏡が合っていないと感じている方におすすめしたいサービスです。

例えば、夕方や夜は瞳孔が開きやすく、距離感がつかみづらくなるため、目が疲れやすくなります。そこで、ZEISS i.Scription🄬のテクノロジーを活用すれば、視覚データをもとにしたレンズ設計ができるので、お客様の生活や環境に合わせて、視覚を整えることができます。

人間の目は思っているより複雑なものです。視覚データを数字として把握した上で、お客様それぞれの課題に寄り添い提案できるのは、ZEISS製品があってこそですね。

実際に視力の測定を体験させていただきました

今まで体験したことのない様々な手法で測定を行っており、非常に信頼できる視覚データになっていると感じました。実際、お客様の反応はいかがですか?

「人生が変わった」と言われることもありますね。お客様のお悩みを解決するのが私の仕事なので、そのように言っていただけると非常に嬉しいですし、やりがいにも繋がっています。

逆に言えば、人の生活にそれだけ影響を与える仕事なので、提供する商品や扱う機器にはこだわり続けていきたいですね。

視力の測定にはどのぐらいの時間が必要なのでしょうか?

わずかな時間で度数だけをあわせたメガネでは視覚は整いません。

なぜなら、人が物を見る機能全体の個人差を測定しそれに合わせなければ、最適なメガネなどつくれるはずがないからです。

ヒアリングと測定を行いながらお客様の生活習慣、悩みや抱えている潜在的ニーズを引き出せるように、様々な質問をさせていただいたり、起きている問題を詳しく説明したり、実際の作業環境を再現して試していただいたりするので、測定には最低でも1時間を頂きます。

ありがとうございます。
最後にこの記事を見ている方へメッセージをお願いします!

ZEISSのレンズはたくさんのメーカーの中で、視界がよりクリアに体験できると私は感じています。また、ZEISSはいかなる場合でも臨機応変に対応してくれて、お店やお客様の状況を加味してよく考えたサポートをしてくれています。社員の方もまじめな方が多く、テクノロジーも最先端で非常に頼り甲斐のある、本当に良いビジネスパートナーです。

今後の新製品にも期待しています。

来月公開予定のインタビューでは、最適なレンズとフレームの選び方について、長谷川さんにお話しいただきました。楽しみにお待ちください!

プライオリティ・オプティシャンズ

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長谷川 毅
プライオリティ・オプティシャンズ
店長・眼鏡士
1級眼鏡作成技能士 某眼鏡チェーンにて6年間うち5年間店長として勤務後、株式会社新潟眼鏡院にて11年勤務。 キクチ眼鏡学校の通信制オプトメトリー科で学び、眼鏡士としてできることの全てを身に付ける事が目標。 甘酸っぱいもの、特にヨーグルト味が好き。
 ZEISS 販売店