日常生活において、“車の運転中”はいつも以上に「見る」ということに意識が注がれます。より多くの情報を正確に把握するためにも、メガネ選びは重要な要素です。今回は〈GLASS FACTORY ヒルトン梅田店〉で店長を務める佐野 亮介さんに、運転に適したレンズの選び方、また、おすすめのメガネについてお話を伺いました。
まずは自己紹介をお願いします。
〈GLASS FACTORY ヒルトン梅田店〉店長の佐野 亮介です。国家資格である1級眼鏡作成技能士を取得しており、20年程、現在の仕事に携わっております。普段はお客様の度数測定、フレームのフィッティング業務をメインで行っています。
では、お店についても教えていただけますか。
GLASS FACTORYは、「高精密な視力測定とレンズ製作だから出来る最高級の視界」を目指し、ZEISS社製の測定機器5種類を取り揃えて、よりよい見え方を提案するメディカル発想の眼鏡店です。機能面・サイズ等を考慮したハイエンドかつ最新素材のフレームの取り扱いもあり、お客様一人ひとりに合ったオーダーメイドのメガネを提供しています。
GLASS FACTORY ヒルトン梅田店には、どういった方が来られるのでしょうか？
眼精疲労や見え方の問題を抱えている方が多くいらっしゃいますね。年齢層は20代から60代の方までと幅広く、近年ではテレワークによる目の負担を感じていらっしゃるお客様も増えました。
では、今回テーマでもある”運転に適したレンズ”とはどのようなものなのでしょうか？
運転中は焦点を道路に合わせるだけではなく、カーナビやバックミラー、サイドミラーの間を行き来させる必要があり、想像以上に目を酷使しています。さらに対向車からのヘッドライトや昼夜の瞳孔格差など、目へのストレスは大きなものとなっています。
そのため運転中の目へのストレスを最小限に抑え、ドライバーの視界を改善できるレンズが運転に適していると考えています。
夜間と昼間の運転の違いはありますか？
夜間と昼間では、感じる“眩しさに違いがあります。昼間は紫外線の眩しさがありますが、夜間の眩しさは、LEDヘッドライトの強い光や外灯の光、濡れた道路の乱反射などが大きく影響します。また周囲が暗くなると瞳孔が開くため、不正乱視の影響を受けやすくなることもあります。
運転用のレンズはどういった点に気をつけて選べばいいのでしょうか？
運転席のメーターは横幅60−70cm程ありますので、”メガネを装着していても充分に視野が確保できているか”に注目して選べると良いですね。
おすすめはどのレンズですか？
運転用には「ZEISS DriveSafe Lens（ツァイス ドライブセーフレンズ）」がおすすめです。
「ZEISS DriveSafe Lens」は、LEDヘッドライト等の強い光を効果的にカットする「ドライブセーフコーティング」が付いているため、夜間運転時の瞳へのストレスを軽減します。また視線を変えるだけで、遠くから手元までのほとんどをハッキリ見ることができる遠近両用メガネとしてお作りすることも可能です。
遠近両用メガネと聞くと「年配の方が使うもの」と感じる方も多いと思いますが、現在20-30代の間では「手元が見えにくい」「夕方になると物が見えづらくなる」といった“スマホ老眼”の症状を抱える方も少なくありません。
遠くの標識を見たり、近くのカーナビやメーターを見たりと頻繁に遠近を切り替えて見る必要がある運転中は、20-30代の方でも遠近両用メガネがおすすめです。
さらに、昼間・夜間・曇り等の周囲の明るさと、年齢によって変わる瞳孔径を考慮した「ルミナンスデザインテクノロジー」を採用し、一人ひとりに最適なメガネを提案します。
「ZEISS DriveSafe Lens」の強みを教えてください！
やはりLEDヘッドライト等の強い光を防眩するコーティング力が強いこと、またコーティングに色が付いていないことが強みと思います。あとは、周囲の明るさや年齢に合わせた瞳孔径の最適化ができるので、暗がりの中で運転するときでも視界が改善されることも他社製品との明確な違いだと思います。
「ZEISS DriveSafe Lens」を通すと周囲の光が軽くなり、目の負担が減る感覚があります！レンズも透明で、一般的なUVカットレンズと全く変わらない印象がありますね。
最後に、運転用レンズの購入に悩んでいる方へメッセージをお願いします！
昼間の運転をされている方はもちろんですが、夜間の運転に不安を感じている方には最適なメガネだと思います。また、メガネかけた時の不快感を無くすため、お顔の形に合わせた完全オーダーメイドのフレームでお作りしておりますので、少しでも気になった方は、是非ご来店いただけたら嬉しいです。
そしてもちろん、見え方についてのお悩みも気軽にお話しください。お悩みを改善できるような、フレーム・レンズともに最高の1本をご提案したいと思っております。
